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消化器内科 ※要予約

切除不能・再発胆道癌に対するゲムシタビン併用化学療法に関する多施設共同観察研究

当院では、生命科学・医学系研究を実施しております。
生命科学・医学系研究とは、従来の臨床研究、疫学研究、ヒトゲノム・遺伝子解析研究を含み、人を対象として国民の健康の保持増進、患者さんの傷病からの回復、生活の質の向上に資する知識を得る等を目的とする研究のことです。
この研究は、通常の診療で得られた過去の診療記録等をまとめる研究です。
このような研究は、文部科学省・厚生労働省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、研究内容の情報を公開することが必要とされております。

詳細については「生命科学・医学系研究に関する情報(PDFファイル)」をご覧ください。


生命科学・医学系研究に関する情報

臨床研究協力についてのお知らせ

当院では、日本消化器内視鏡学会が実施している消化器内視鏡に関連する疾患、治療手技データベース構築(多施設共同 前向き観察研究)に協力をしています。
対象者は、2021年3月より2024年12月までに出水総合医療センター消化器内科において内視鏡検査・治療を受けた方です。
この研究は、日本全国の消化器内視鏡検査・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、一般市民に最善の医療を提供することを目指す研究プロジェクトです。この研究の実施に先立ち、研究実施者は倫理審査委員会において医学的必要性、研究の倫理面、安全面、妥当性の観点から審査を受け承認を得ています。

詳細については「臨床研究協力についてのお知らせ(PDFファイル)」をご覧ください。


臨床研究協力についてのお知らせ

業務内容、特色

消化器内科には、消化器病学会専門医・消化器内視鏡学会専門医が在籍し、消化管疾患(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸)、胆膵疾患(胆嚢、胆管、膵臓)、さらに肝臓疾患まで幅広い領域の病気を扱っています。当院は消化器疾患センターを併設しているのも特徴であり、外科的加療が必要な患者さんは、当院外科とすぐに連携し、治療方針を決定します。
また、鹿児島大学病院消化器内科の関連施設として、大学病院と連携をとりながら診療にあたり、質の高い治療に努めています。
基本的には、急性疾患から慢性疾患まで多くの患者様の診療に携わり、緊急を要する吐下血や胆管炎の患者様の緊急内視鏡も24時間可能な体制をとっており、北薩地域の基幹病院として、高度できめ細かい医療を提供いたします。


1.上下部消化管疾患

逆流性食道炎に対する治療や慢性胃炎に対するピロリ菌チェック及び除菌治療などはもちろんのこと、早期の食道・胃・大腸癌の診断・治療を行っています。
早期癌の領域では、特殊光(Narrow band imaging;NBI)システムを導入し、拡大内視鏡を併用してより正確な術前診断が可能となりました。このような正確な術前診断を基に、早期消化管癌に対する治療内視鏡を積極的に行っています。特に内視鏡的粘膜下層剥離術(Endoscopic Submucosal Dissection; ESD)は、今までは内視鏡的に切除が困難であった広範囲の早期消化管癌に対しても一括切除が可能となり、外科治療に匹敵する成績が得られています。また、術後や進行癌による消化管狭窄症状の改善をめざし、バルーン拡張術・ステント留置術なども行っています。
内視鏡大腸ポリープ切除も積極的に行っており、基本的には日帰り手術を行っています。
さらに、食道・胃静脈瘤に対する硬化療法や結紮術も積極的に行っています。一方でクローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患の診断・治療も積極的に行っています。
5-ASA製剤や分子生物学的製剤、免疫調節剤、さらに白血球除去療法などを積極的に行い、良好な治療成績を得ています。
その他、小腸ダブルバルーン内視鏡も導入しており、原因不明の消化管出血や小腸腫瘍などに対して、カプセル内視鏡と組み合わせて診断・治療を行っています。


2.胆膵疾患

内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)や超音波内視鏡(EUS)による診断を行っています。また、総胆管結石、胆石性膵炎など胆道系疾患による救急患者さんも多く、ERCPを応用した内視鏡的乳頭切開術(EST)、内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)、胆管・膵管ステント留置、内視鏡的胆石・膵石除去術などの治療手技を積極的に行っています。
さらに超音波内視鏡(EUS)を用いて、EUS-FNA(超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診)を行い、膵癌や粘膜下腫瘍の診断も行っています。
その他、悪性疾患には抗癌剤治療なども行っています。


医師紹介

役 職 氏名 担当分野 専門医資格・所属学会等
副院長
消化器疾患センター長
診療支援部長
藤田 浩 消化器内科 医学博士
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
日本消化器病学会専門医・指導医・本部評議員
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医・九州支部評議員
日本肝臓学会専門医・暫定指導医
日本大腸肛門病学会専門医
日本消化管学会胃腸科専門医・指導医
日本ヘリコバクター学会ピロリ菌感染症認定医
鹿児島県難病指定医
鹿児島大学医学部臨床教授
消化器内科部長 荒木 紀匡 消化器内科
医師 市田 泰海 消化器内科 日本内科学会
日本消化器病学会
日本消化器内視鏡学会
医師 松元 琢真 消化器内科
医師 大薗 宏輔 消化器内科

診療実績

消化器内科 患者数
令和2年度 令和3年度 令和4年度
延べ外来患者数 7,843 6,711 7,095
延べ入院患者数 9,200 6,135 8,039

主な検査
令和2年度 令和3年度 令和4年度
上部消化管内視鏡検査件数 2,391 2,191 2,424
下部消化管内視鏡検査件数 933 724 684
ERCP(胆管膵管造影)検査 110 99 115
超音波内視鏡検査 153 107 143
カプセル内視鏡検査 7 0 4
腹部超音波検査 1,828 1,844 1,605

主な治療処置
令和2年度 令和3年度 令和4年度
止血術 53 42 56
ESD(粘膜下層剥離術) 33 10 34
EMR(粘膜切除術)+ポリペクトミー 289 240 290
胃瘻造設術 34 31 40
ステント留置術 95 76 94

認定施設

日本消化器病学会認定施設
日本消化器内視鏡学会指導施設
日本消化管学会胃腸科指導施設