出水総合医療センター

医療機器特集

リニアック・ガンマカメラ

リニアックとは?

 リニアック(放射線治療装置)とは、X線や電子線などの高エネルギーの放射線を体の外から照射する事で がんを治療する装置です。放射線治療は、手術療法・化学療法と並んで、がん治療の3本柱のひとつとなっています。中でもリニアックによる外部照射は、放射線治療の中で最も多く行われている治療です。当センターのリニアックは、出水保健医療圏及び水俣・芦北医療圏における唯一の装置として地域のがん診療に貢献しています。



ガンマカメラとは?

 ガンマカメラ(核医学検査)は、ごく微量の放射線を放出する検査薬を投与して診断を行います。身体の中に入った検査薬は、脳、心臓、腎臓、骨など、特定の臓器や腫瘍等に集まり、ガンマ線を放出します。これらの分布を画像化するための診断装置を「ガンマカメラ」と呼んでいます。当センターでは、主に脳血流検査及び心筋血流検査や全身の骨の検査などを行っています。検査による放射線の被ばくは、胃のX線検査や自然界の放射線の量と同程度ですので、検査を受ける本人や周辺の人への影響は心配ありません。