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管理者あいさつ

 

事業管理者
鮫島 幸二


 令和5年度にあたり、事業管理者としてご挨拶申し上げます。
 新興感染症のCOVID-19の流行は3年が経過し、鹿児島県の抗体保有率(ワクチン接種によるものではない抗体)は50%強というデータが出ており、市民の半数以上の方が感染しているものと思われます。が、病院にとってはその脅威がまだ薄らいだわけではありませんが、今年度5月からこれまでの二類相当感染症から五類感染症へと格下げされることになりました。感染予防のためのマスク使用の緩和や旅行、集会、スポーツ観戦など、日常生活における制限は徐々に解除されコロナ禍前の状況を取り戻しつつあります。
 体力や免疫的に弱者な方も多いので、当院は引き続きこれまで同様の病院感染対策に十分注力して対処して参ります。
前年度はCOVID-19病床確保事業により経営的には安堵できる決算となりましたが、今年度の経済環境は、市中の物価の上昇と同様に、以前と比べ電力料金の高騰、事業運営に必要な外部委託費や医療材料費の経費増大など収益的には大きな負の要素となると予想しています。厳しい状況ではありますが、市民から信頼される病院となるべき努力を続け、医療機器の新規導入や更新、院内設備の更新、他の病院との病診連携を強化するなどの改善を重ね、健全な運営ができるように努力してまいります。
 診療体制においては昨年度3名の医師増となり、診療体制の充実を図っておりますが、看護師や薬剤師等の充足が十分できおりません。これら職員の確保についても引き続き努力してまいります。
 また今年度は鹿児島県地域枠医師の実務実習を通じて、地域医療へのさらなる貢献をしてまいります。また出水市民の安心のより所となれるように職員一同力を合わせて取り組んでまいります。

敬具


 

院長あいさつ


院長
花田 法久

 WBC(World Baseball Classic)で侍JAPANが見事、世界一を勝ち取りました。個々の力と、それを最大限引き出したコーチング、チームワークの勝利だったと思います。誰一人として、不協和音が聞こえてきませんでした。
 リーダーシップ、フォローワーシップ、リスペクト、目標設定、信念、利他、自己犠牲、適材適所、楽しむ、動機づけ、承認など、いつもチーム医療で大切にしているワードが、頭の中を駆け巡った2週間でした。今秋は、ラグビーの番です。
 スポーツは視覚に訴え、非常にわかりやすく、共感を生みやすい。感動を覚え、幸せを感じた人は多かったと思います。芸術もそうだと思います。私たち、医療の世界も同様です。派手さは不要ですが、相手のことを思い、寄り添う姿勢は、患者さんの幸せにつながり、きっと医療人の幸福感につながっています。稲盛和夫さんのおっしゃる「利他の心」です。医療人がやりがいをもって働ける環境であれば、それは患者さん・家族・住民の幸せをもたらしてくれるはずです。
 今年度も、そんな病院を目指して、職員一同歩んでまいります。