血管造影室の装置入替し、検査治療再開しました。

 先日、血管撮影システムを更新し再稼働始めましたのでお知らせします。
 約一カ月の時間をかけて、島津製作所社製血管撮影システム「トリニアス」を導入いたしました。
 血管撮影システム「トリニアス」は、これまで10年使用してきた装置から更新され、まったく新しい機能を保有した装置になります。

血管造影装置

 X線は、治療や検査に必要な電磁波の一種でレントゲンと言われます。医療には欠かせないものです。しかしながら、X線には被曝問題が伴います。この装置にはAIが搭載され医療機器の画像処理により少ない放射線量で、ノイズを抑え高い視認性を提供できるようになっています。これにより病気がわかりやすくなりながら、被ばく量を可能な限り抑えられる装置が、この出水総合医療センターに設置され難しい治療や新しい治療が提供できるものと考えます。

 心臓、不整脈、腹部・下肢、頭部と多目的性を兼ね備え、患者さんだけでなく医師、スタッフにも弊害の少ない治療環境を整えられたと考えています。素早く安全に血管の異常を解消できる手技に貢献できる装置が導入できたのではないでしょうか。
 私たちは、これからこの装置とともに地域のみなさまの健康に大きく貢献できるよう全力で治療環境を整えていきたいと考えています。最新式の血管撮影装置に負けるとも劣らない治療技術をもって治療時間の短縮と合併症予防に努めてまいります。

導入装置:血管撮影システム/Trinias B12s with SCORE Opera 12inch バイプレーンシステム
SMART Access:6軸式フロンタルCアームで、多彩なポジショニングが可能となり患者さんを動かすことなく、全身にアプローチできるようになりました。

当院で撮影された血管造影の様子