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総合内科

1.診断

例えば発熱がある時、何かの感染症を疑う事が多いでしょうが、感染症以外にも血液疾患、血管炎、膠原病、悪性腫瘍なども鑑別疾患にはいります。総合内科の仕事の一つはこれらの診断にあり、診断がつくと治療は担当の専門の科にお願いする事は多いです。


2.検診(リスク管理)

例えば、悪玉コレステロール(LDL)はいくらくらいの値であるべきでしょうか?
LDLが高いと心筋梗塞を発症しやすくなりますが、50歳女性で糖尿病がなければLDL 200でも心筋梗塞を起こす確率は極めて低い値となります。が、50歳男性で心筋梗塞を一度でもおこしている人ではLDLが110でも極めて高く危険な値という事になります。
このように、LDL一つをとっても単独で判断すべきではなく、リスクを計算して疾患の発症確率を求め、その危険性を評価して治療の効果が治療による不利益を上回ると推察できれば治療を推奨します。
総合内科は、検診や人間ドックの一部を担当していますが、このように受検者の脳梗塞や心筋梗塞の発症確率を求め、的確な評価を行う事を目指しています。
例えば下記のような計算方法があり、Webアプリを作成して使用しています。(クリックすると利用できます)
・10年以内に心筋梗塞で死亡する確率(NPPONDATA80)
・10年以内に脳梗塞をおこす確率(JPHC)
・三年後に糖尿病を発症する確率(DM risk)


医師紹介

役 職 氏名 担当分野 専門医資格・所属学会等
部長
吉井 博 内科 日本循環器学会
日本内科学会(認定医)
日本感染症学会
日本化学療法学会
日本糖尿病学会
日本エイズ学会

診療実績

令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度
延べ外来患者数 3,920 2,874 2,918 2,329
延べ入院患者数 4,179 4,996 5,285 3,440
手術件数 6 0 1 4
誤嚥性肺炎の患者数 49 54 52 31
ペースメーカー交換術 6 0 1 4