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小児科


医師紹介

当科では、3名の常勤医師で診療を行っております。

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役 職 氏名 担当分野 専門医資格・所属学会等
事業管理者
鮫島 幸二
小児科 日本小児科学会専門医・指導医
鹿児島大学臨床教授
鹿児島大学客員教授
感染制御医(ICD)
小児科部長
鈴東 昌也
小児科 日本外科学会専門医
日本小児外科学会専門医
医学博士
日本小児科学会
日本小児外科学会
日本外科学会
医長
今塩屋 聡伸
小児科 日本小児科学会専門医
日本小児科学会
日本小児神経学会
日本てんかん学会

診療実績

令和3年度 令和4年度 令和5年度
延べ外来患者数(小児外科含む) 3,850 3,221 3,134
延べ入院患者数 861 879 629
手術件数 0 0 0
呼吸器疾患(急性気管支炎、肺炎等)入院患者数 27 26 40
消化器系疾患(腸炎、腸重積等)入院患者数 14 9 10

業務内容、特色

 当科はこどもの総合診療医として新生児から原則15歳以下の中学生まで、診療を行っております。疾患によっては中学生以降も継続して診療させて頂いております。
当科外来を直接受診されるお子さんだけでなく、近隣小児科の先生方からもご紹介を頂き、病診連携に努めております。
 午前中は一般外来、退院後の再診などを行っており、午後に基礎疾患を有するお子さんの定期受診や乳幼児健診、各種予防接種や各種検査などを行っております。感染症を有するお子さんとの接触により全身状態が悪化する可能性もあるお子さんが受診されるため、午後の一般診療は行っておらず、予約外来としております。ご理解とご協力をよろしくお願い致します。
 当科は出水・阿久根・長島地区における唯一の小児入院施設です。入院対象となる疾患は感染症が主ですが、基礎疾患を持つお子さんの入院や検査入院などに対応しております。

当科では下記のような疾患について診療しております

 ・感染症(各種ウイルス感染症、咽頭炎、気管支炎、肺炎、胃腸炎など)
 ・神経疾患(熱性痙攣、てんかん、脳性麻痺など)
 ・アレルギー疾患(気管支喘息、蕁麻疹、食物アレルギー検査、血管性紫斑病など)
 ・腎臓疾患(ネフローゼ症候群、IgA腎症、腎炎など)
 ・内分泌・代謝疾患(低身長症、甲状腺疾患、糖尿病、思春期早発症など)
 ・血液疾患(鉄欠乏性貧血、特発性血小板減少性紫斑病など)
 ・循環器疾患(川崎病、先天性心疾患、不整脈、起立性調節障害など)

 循環器疾患につきましては外部から専門医師を招聘し、月に2回(原則第2、4木曜日)、当科で循環器外来を行っております。
当科外来のお子さんだけでなく、学校心臓検診で異常を指摘されたお子さんや近隣小児科、産婦人科の先生方からご紹介を頂き診療しております。
 胸部レントゲン検査、心電図検査(運動負荷心電図、トレッドミル)、心臓超音波検査などを行っております。
 完全予約制となっておりますので、受診をご希望の場合は当科外来にお問い合わせ下さい。

 高次機能病院での治療を要する重症疾患や先天性心疾患、血液・腫瘍性疾患など、小児外科疾患など他科による治療が必要と考えられた場合は治療時期を逸することが無いよう、鹿児島大学病院、鹿児島市立病院、済生会川内病院などと連携し、適切な紹介を心がけております。

検査

 血液検査、尿検査、各種レントゲン検査、CT検査、MRI検査、心電図検査、超音波検査(心臓、腹部、表在リンパ節など)、脳波検査など。超音波検査については専門技師による検査も行っております。CT、MRI、超音波検査、脳波検査では検査時の鎮静を要する検査があります。鎮静は内服薬や坐薬、注射薬などで行っております。特に注射薬を用いる鎮静では呼吸抑制などのリスクもあるため、検査中はモニターで管理し医師が付き添って行います。
 その他、特殊な検査として低身長精査の成長ホルモン分泌負荷試験(3泊4日の入院で行います)や起立性調節障害に対する新起立試験(外来で午前中に行います)などを行っております。


迅速検査

 インフルエンザウイルス、A群β溶連菌、アデノウイルス、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、マイコプラズマ、ロタウイルス、ノロウイルス、腸管出血性大腸菌(O-157)など。
 迅速検査によっては年齢により保険適応が定められているものもありますので、ご了承下さい。


予防接種

 肺炎球菌、インフルエンザB型(ヒブ)、四種混合(ジフテリア、百日咳、破傷風、不活化ポリオ)、B型肝炎、ロタウイルス(ロタリックス)、BCG、麻しん・風しん、水痘、ムンプス(おたふくかぜ)、日本脳炎、インフルエンザ、二種混合(ジフテリア、破傷風)です。完全予約制としているため、ご希望の場合は当科外来にお問い合わせ下さい。
 予防接種は接種時期が定められているものもあります。市町村からの案内を読んで頂き、母子手帳に記載されているスケジュールもご確認下さい。


パリビズマブ(シナジス)

 早産児(在胎週数35週以下)や先天性心疾患を有するお子さんではRSウイルス感染症に感染すると症状が重篤化する可能性があるため、RSウイルスが流行する時期にパリビズマブの注射を行っております。注射の適応に該当する方で注射をご希望の場合は当科外来にお問い合わせ下さい。


乳幼児健診、発達相談

 当科では9~11か月健診を行っております。健診では診察以外に貧血チェックも行っております。健診をご希望の場合は当科外来にお問い合わせ下さい。また発達についてもご相談を受けております。リハビリテーションが必要である場合、当院の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士と連携しリハビリテーションを受けることも可能ですので、その際も当科外来にご相談下さい。



夜間・休日などの時間外対応

 夜間・休日は当科の診療体制上、すべてのお子さんに小児科医師が対応することはできません。夜間・休日に当院を受診される場合はまず当院救急外来にご連絡下さい。
 当院救急外来を受診する際はまず当直医で診察し、小児科医師の診察が必要と判断された場合は待機している小児科医師に連絡されます。ご理解とご協力をよろしくお願いします。
 受診の必要性については日本小児科学会監修の「こどもの救急」や鹿児島県小児救急電話相談(#8000)も判断の一助となりますのでご参照下さい。判断に迷われる場合は当院救急外来へご連絡下さい。


子どもの救急ガイドブック

 休日や夜間など、医療機関が休みの時に、急にお子さんの具合が悪くなったらどうすればよいのか、迷うことはないでしょうか。
 このガイドブックは、保護者の方に、お子さんの急な病気やけがの対処方法などをお示しし、症状をしっかり把握し、あわてずに落ち着いて対応していただくことを目的に作成しました。
 「すぐに医療機関に行くべきか? 明日まで待つべきか?」について、チャートでわかり易く示していますので、参考にしてください。
 日ごろから、このガイドブックをご覧いただき、いざという時あわてずに行動ができるようにご活用ください。


子どもの救急ガイドブック