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心臓リハビリテーションについて

心臓リハビリテーションとは、心臓病の再発を予防するための取り組みで、自分の病気を知ることから始まり、運動療法、内服や食事の管理、こころのケアなどを多職種チーム(医師、看護師、薬剤師、栄養士、検査技師、リハビリ等)が協調して実践する長期にわたる長期的・包括的プログラムを指します。

心臓リハビリテーションは、疾患別リハビリテーションの中では唯一、再発予防のためのリハビリテーションの実施が認められ以下のような効果が期待されます。

当院心臓リハビリテーション室の移設

当院では平成29年10月から外来で心臓リハビリテーションを開始しました。当初は地下のリハビリテーション技術科近くに場所を設置していましたが、令和3年4月1日から、南館4階へ移動しました。

窓に囲まれた明るい空間で景色を見ながら運動できるようになり、患者さんからも好評です。

リハ1

心臓リハビリテーションの三つの主な効果

1.身体機能の回復・運動能力の改善

運動療法(有酸素運動や低強度レジスタンス運動)で、心臓病によって衰えた持久力や筋力が回復します

2.QOL(生活の質)の改善

個別に最適な運動内容の指導(運動処方)を受けることで、その範囲までは安心して活動や運動ができるようになるため、QOL(生活の質)が改善します

3.再発予防・再入院予防

患者教育や生活指導を受けることで、同じ病気が再発しないようにする予防法を学び実践することができます

心臓リハビリテーション内容

心臓リハビリテーションは、適応基準があります。当院では循環器内科の受診、検査実施後、医師から処方されます。

当院の心臓リハビリテーションは、毎週火、木曜日の11時、14時、15時30分から約1時間ずつ各4~5名の患者さんを対象に実施しています。

運動の前に当院職員によるミニ勉強会で勉強をしたり、体操をしたり、自転車(エルゴメータ)を漕いだりして、楽しく運動を行っています。

主治医も運動時には来室されるので安心して実施できます。

1.運動療法

  • 運動処方(運動負荷試験(cpx)により最適運動強度を決定)
  • リハ1

  • 監視下トレーニング(有酸素運動や低強度レジスタンス運動)
  • 在宅運動療法指導

  • 2. 学習指導(講義、教育パンフレット)

  • 心臓病に対する正しい知識
  • 食事療法や禁煙の実行方法
  • 日常生活での注意事項
  • 薬剤師による服薬指導、管理栄養士による栄養指導

  • 3.カウンセリング(個人面談)

  • 社会復帰や職場復帰へのアドバイス
  • 不安やうつ状態などについての相談