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リハビリテーション科

診療科の内容


リハビリテーション科とは

 リハビリテーション(Rehabilitation)の語源はラテン語のRehabilis(「再び」を意味する「Re」と「適する」を意味する「Habilis」が組み合わさったもの)と言われています。直訳すると「再び適する状態になる」ことを示します。
通常の診療科では疾病・傷病を対象とした治療を行いますが、リハビリテーション科では病気や怪我などで生じた機能障害、能力障害(移動や身のまわりの動作、コミュニケーションなど)といった障害を引き起こすあらゆる疾患を対象とし、多岐にわたります。
 当院では、主に脳卒中後遺症や小児(吃音、精神・運動発達遅滞など)、神経難病、嚥下障害、義肢・義足などの疾患を対象としていますが、さまざまな疾患に起因する障害に対し可能な限り対応しますので、お気軽にご相談ください。

※診療は予約制で原則かかりつけ医等からの紹介が必要です。受診を希望される方は、当院の地域医療支援センター(TEL 0996-67-1611)へご連絡ください。かかりつけ医がいないという方も、先ずは当院の地域医療支援センターへご相談ください。

医師紹介

役 職 氏名 担当分野 専門医資格・所属学会等
医長 松本 愛結 リハビリテーション科 ・リハビリテーション科専門医
・義肢装具等適合判定医
・回復期リハビリテーション病棟専従医

(所属学会)
・日本リハビリテーション医学会
・日本義肢装具学会

当院で行っているリハビリテーション

 骨折や人工関節などを対象とした運動器リハビリテーション、脳卒中後遺症やパーキンソン病関連疾患などを対象とした脳血管疾患等リハビリテーション、大血管疾患(大動脈瘤解離、解離性大動脈瘤、大血管術後)や狭心症発作などを対象とした心大血管疾患リハビリテーションなど、医師・看護師・薬剤師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などが協働し、患者の治療状況やリハビリ進捗状況を検討しながら共通認識をもって患者に医療を提供できるよう取り組んでいます。
 患者様本人が可能な限り元の社会生活に戻れるよう、馴染めるよう障害自体が軽減するよう機能訓練を行い、患者様自身も積極的に体を使うようリハビリに取り組んでいます。
 必要な方へは、装具などの相談も承っています。

 また、当院リハビリテーション科では「口から安全に食べられる」ことも大事な人生の一部だと考えています。  当院では嚥下造影検査、嚥下内視鏡検査を行っており、嚥下障害を有する方のどこに問題があるのか、どうしたら安全に食べられるのかを医師・看護師・言語聴覚士などのチームで評価・協議し、その人に合った訓練内容を計画します。リハビリだけでなく、安全に食べられる姿勢や食事の形態までも検討し、退院後まで見据えた「笑顔で安全に食べる」をサポートしています。


自動車等運転再開支援もリハビリテーション科の重要な役目の1つ!

 当院リハビリテーション科では、病気(脳卒中などの後遺症)や怪我により運転を控えている方で、運転再開を希望されている方を対象に自動車等運転再開支援を行っています。
 社会復帰(仕事や趣味活動への参加)のためには自動車等運転再開も大事な支援項目の一つと考えています。入院中または退院後に運転再開をご希望されている方に対して、運転に必要な四肢機能、集中力、判断力を評価し、必要に応じて機能訓練(高次脳機能訓練、運転関連動作訓練)を行います。
 当院はドライブシミュレーターも導入しているため、より実践的な能力を評価することが出来ます。さらに、必要と判断された場合もしくはご希望があった場合は、連携教習所*1にて実際に自動車を運転し、安全に運転出来るかどうか評価を行うことも出来ます。このように、当院では地域に根ざした医療の推進を行っています。
(*1:出水自動車教習所)
 ※運転再開支援は、運転に必要な能力を評価し支援するものであり、運転再開を約束するものではありません。


回復期リハビリテーション病棟のご案内

 平成20年6月より回復期リハビリテーション病棟を開設しました。
 急性期病棟との連携を密に図り、患者の急性期からの情報共有を行うことで退院まで一貫したリハビリテーションを提供しています。
 退院に際しては退院後の生活に必要な機能への働きかけや、患者の機能・希望に合わせた住環境の調整等行っています。
 また、退院後の生活に必要な医療・介護サービスの選定についてもソーシャルワーカー(社会福祉士、介護福祉士等)を中心に患者に適した社会資源の利用について情報提供・提案を行っており、入院から退院後の生活に関して積極的な働きかけを行っています。

  

診療実績

令和2年度 令和3年度 令和4年度
延べ外来患者数 144 351
延べ入院患者数 2,317 3,317
理学療法件数(入院+外来) 50,752 45,186 46,208
作業療法件数(入院+外来) 41,324 40,062 45,120
言語療法件数(入院+外来) 11,557 13,147 15,654